測定の概要
階層構造を持つ建築物において、室内で快適に過ごすには(上階の)床の衝撃音がしっかり遮音される必要があります。
弊社では室内の遮音性能の他に、床の遮音性能測定も承っております。
測定方法
床の衝撃音がどの程度響くのか測定するには、衝撃を発生させる装置と受音する装置を設置して測定します。
音源側
軽量床衝撃音発生器
軽量かつ硬い衝撃源で、靴履きでの歩行などで発生する音源を想定しています。主に中・高音域の遮断性能に関する、床の表面仕上材の性能の検査に使用。
重量床衝撃音発生器(バングマシン)
重く柔らかい衝撃源で、子供が飛びはねる時などに発生する音源を想定しています。主に中・低音域の遮断性能に関する床構造の音響性能の検査に使用。
受音側
階下に精密騒音計を設置して計測します。
遮音性能は日本建築学会による「室内騒音に関する適用等級」(下の表)に従い、部屋の目的別に適用等級を満たしているか確認します。