アスベスト粉じん濃度測定

検査の背景

アスベスト(石綿)は繊維状の鉱物であり、安価で優れた機能を有することから建物の防音材や断熱材として重宝されていました。

ところが、アスベストの繊維を人が吸ってしまうと、後に肺がん等の健康被害につながる可能性があると判明し、使用が禁止されました。

しかし、当時使用されたアスベストは現在も残っており、建物の修繕の際に除去するよう促されています。

こうした背景から、弊社ではアスベスト建材除去作業における環境配慮として、作業前・中・後の粉じん濃度の測定を行っています。

測定方法

測定には採取器材を設置し、サンプルを持ち帰って分析します。

採取機器の設置
分析機器:位相差顕微鏡(ECLOPSE 80i)

※基準値を上回った場合は、監督員への報告とともに発生源を検討し、清掃等の措置を講じた後、再度測定を行うなどの対処方法を協議します。