ボス供試体による新設の構造体コンクリートの強度測定

測定の背景

構造体に打ち込まれたコンクリートは、同じ配合計画で製造されたコンクリートでも、打ち込まれる現場の環境条件・施工条件・養生条件等が強度発現に影響を与えます。

そのため構造体コンクリートの品質検査は、打込み後の硬化したコンクリートの品質で確認する必要があり、例えば新設の橋梁のフーチング部で要求されています。

測定方法

当試験では、ボス供試体を生成して、より的確な強度確認を行います。

ボス供試体は、構造体コンクリートの打設時に予め供試体用の型枠をセットしておき、構造体コンクリートと同時に一体生成されたものです。
型枠の設置
割取
圧縮

ボス供試体による試験は、実際の構造体コンクリートとほぼ同様の条件下で生成されるため試験の精度が高く、構造体コンクリート本体への損傷がほとんどないという特徴があります。