測定の背景
構造体コンクリートには内的・外的作用に起因するひび割れが生ずることがあります。
ひびには直ちに対処する必要のない軽微なものもありますが、早急に補修を要する重大なひびもあるため検査が必要です。
測定方法
ひびは割れ幅と深さをそれぞれ測定します。
ひび割れ幅の測定
ひび割れ幅はクラックスケールを用いて測定します。
ひび割れ深さの測定
ひび割れの深さは東横エルメスの「エルソニック」（超音波機器）を用いて測定します。
測定手順
- 二つのセンサー（発信・受信）をひび割れを挟む形で接地する
※この時、センサー間の距離が合わないと超音波の送受信がされない - センサー間を広げていくと、超音波の送受信に成功した時にブザーが鳴る
- その時のセンサーからひび割れまでの距離を実測し、所定の方法でひび割れの深さを算出する
