超音波試験(土研法)による新設の構造体コンクリートの強度測定

測定の背景

近年、コンクリート構造物の強度に関する品質向上の試験として、非破壊試験が試行されるようになりました。

こちらの試験は主に、新設の橋梁下部工・上部工において求められています。

測定方法

強度推定試験方法は超音波法(土研法)か衝撃弾性波法から選択することができますが、弊社では超音波法を採用しております。

超音波法の概要

供試体内部の音の伝搬時間と強度を測定した後、実際の構造体コンクリート内部の音の伝搬時間から強度を推定します。

リバウンドハンマー(衝撃弾性波法)による強度の推定精度が±50%程度もばらつくと言われているのに対し、非破壊試験(超音波法)は±15%程度のばらつきに収るという精度の良い試験方法です。

供試体のキャリブレーション

 

供試体内部の音の伝搬時間測定
供試体内部の音の伝播時間測定
供試体の圧縮強度測定
供試体の圧縮強度測定

実構造物の測定

 

表面走査法による伝搬時間の測定
表面走査法による伝播時間の測定